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The Whole Truth… Everything You Always Wanted to Know About Jews(ありのままの真実…ずっと知りたかったユダヤ人のこと)」。

ユダヤ教とユダヤ人にまつわる展示会のタイトルです。現在ベルリンのユダヤ美術館にて開催中。

タイトルは映画『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』からきています。ちなみに、監督のウッディ・アレンはニューヨークのユダヤ系の家庭に生まれています。

メインの展示内容は、箱の中にユダヤ人が数時間いて、質問に答えてくれるというもの。その他にもユダヤにちなんだコンテンポラリーアートがあります。

意外に素直で気さくなユダヤ人らしさと彼らのユーモアが出ていて、興味深い展示内容です。

ナチス時代の歴史背景からか、開催地であるドイツにユダヤ人はあまりいないそう。さらにドイツ人側からすると、歴史的にひどいことをしたという罪の意識も働いて、ドイツ人がユダヤ人と話をする機会やユダヤの文化を知る機会はとても少ないとか。

日本に馴染みのない外国人が、日本人に侍、ちょんまげ、腹きり、ヤクザについて聞くのと同じように、すべてのユダヤ人がコーシャー(ユダヤ教に沿った食べ物の処理や調理の仕方でつくられたもの)を食べている、とか、行事ごとに”シナゴーグ”と言われるユダヤ教のお寺に行くと信じています。

わたしはユダヤ系の大学院に行ったこともあり、ユダヤの文化に触れる機会がよくありますが、実際はそんな人ばかりではないのがユダヤ社会。

展示会のトレーラーがこちら。

美術館の説明によると、ラバイと呼ばれるユダヤ教の聖職者は、質問をすると質問で返ってくるのだそう。そのことに対してどうしてなのかとラバイに聞くと、「だめなのかい?」とまた質問で戻ってきてしまう。

もちろん質問返しばかりではないと思いますが、そこには相手にもう一度考えさせる、という意図があるそうです。そして、すべての質問に完璧な答えはなく、「ある程度納得のいく反応や返事があるだけ」というユダヤ人がもつ独特の考え方を表しているとか。

他の文化を知り、理解して尊重することの楽しさや大切さを教えてくれる展示です。

Ask A Jewish Person [The New Yorker]
The Whole Truth… Everything You Always Wanted to Know About Jews [Jewish Museum Berlin]

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