見る角度によって様々な表情をみせるこの芸術的な建物。「シュヴァルの理想郷」は見る者を不思議な気持ちにさせ、魅了します。

実はこちらの建物は、とある郵便配達夫がたった一人で築き上げたものです。



1879年、フランス・リヨンよりの片田舎で郵便配達夫として生きていたシュヴァルは、奇妙な形をした石につまずきました。その時彼は43歳。

その石からインスピレーションを受けたシュヴァルはそれ以後、配達の途中に道端の石に目を配り、仕事が終わると石を拾いにいき、自宅の庭先に積み上げるという行為に明け暮れました。

その33年間の集大成がこの「シュヴァルの理想郷」です。




石工、建築の知識は何も持ち合わせていないシュヴァルが、村人達から変人扱いされながらもせっせと築き上げたこの建物。アウトサイダーアートであり、独特の芸術性の高い建造物です。これは、彼の仕事である配達の中で、日々届ける海外からの絵ハガキから、異国に思いを馳せていたのではないか、と想像してみたり。何ともロマンがあります。



ピカソやニキなどフランスを代表する画家にも多大な影響を与えたこの理想郷。1969年にフランスの文化財にも登録されて保護されています。

一度は訪れてみたいものです。

Palais Idéal du Facteur Cheval

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense