121220NEWSen01.jpgカゼやインフルエンザが流行するシーズンに活躍してくれるハーブといえば「エキナセア」。

もともと、北米の先住民が伝染病などの治療に用いてきたキク科の植物ですが、近年ではドイツを中心に科学的な研究が進められ、免疫を活発にする働きや、ウイルスに対抗する働きがあることが明らかになっています。

つまり、カラダそのものの抵抗力を高める一方で、ウイルスの増殖も抑えるという、まさにカゼやインフルエンザの予防対策に最適なハーブなんですね。

実際、ドイツの厚生労働省ともいえるコミッションEでは、エキナセアの作用を認め、インフルエンザの補助治療薬として承認しているんですよ。

さて、エキナセアを摂取する方法は、サプリやチンキなど、いろいろありますが、身近なのはやっぱりハーブティー。より効果的な選び方、飲み方をご紹介しますね。(※キク科のハーブなのでキク科のアレルギーのある方はご注意ください)
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購入できるところハーブやアロマの専門店で信頼できるショップがおすすめです。ネットで購入できるのでとっても便利!
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ニールズヤードレメディーズ

品質のよいエキナセアを選ぶポイントは?黄色、緑、紫と色が入っていること。エキナセアはメディカルハーブでは根も含めて全部の部位に作用があるとされています。色があるのは、全部の部位が入っているしるしともいえます。

効果的な飲み方は?周りにカゼやインフルエンザの人が増えてきたなという場合は、集中的なケアがいいかも。この場合、ティースプーン1杯のエキナセアに熱湯150mlを注いでフタをして10分間抽出したものを一日3回食間に飲みます。食間=空腹時に飲む方が吸収がよいとされています。

根の部分がない、地上部だけを使ったエキナセアの場合は、ハーブの量を心持ち多め(ティースプーン山盛り1杯位)にしてください。

まだ特に周りで流行していないけれど予防的に飲んでおきたい、という場合は、あまり固く考えず、いつものお茶をエキナセアに変える、くらいでよいと思います。

いかにも草という風味なので、苦手な方は、ジャーマン・カモミールやローズとブレンドすると飲みやすい風味になりますよ。湯気にも大切な成分が含まれているので、フタをして抽出することを忘れずに。

免疫力というのは、何かにつけ大切なので、エキナセアは常に用意しておきたいハーブのひとつ。慣れてくると、傷に、膀胱炎に、といろいろな対策に活用できます。ぜひ上手に取り入れてみてくださいね。

[enherb,ニールズヤードレメディーズ]

text by かどさとこ

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kadosatoko.jpgライター、フランスAMPP認定フィトセラピスト(植物療法家)。外資系広告代理店コピーライター時代に心身の調子を崩し、カウンセリング、アロマテラピー、ヨガ、ランニングと出会って立ち直った経験から生き方、暮らし方を転換。湘南在住。海でサーフィン、森で木登りと、海遊びと森遊びにいそしむ日々。

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