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現代舞踊界における最大のカリスマの1人、ピナ・バウシュ。

ロードムービー、そしてドキュメンタリーの名手でもある映画監督ヴィム・ヴェンダース。

この2人の天才が20年に渡って企画を練ったという幻の作品『Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が劇場公開されたのは、2012年2月のことでした。アート系映画としては初の3D公開だったことも話題を呼んだので、ご記憶の方も多いかもしれません。

■約20年間の構想の後、撮影直前にピナが急死

コンテンポラリー・ダンスの世界で最重要人物としてほぼ別格の域に達している振付家のピナ・バウシュと、彼女が率いるヴッパタール舞踏団を映像におさめる――……そんな難題に映画監督ヴィム・ヴェンダースが本格的に取り組み始めたのは、1980年代後半の着想から実に約20年後の2009年のこと。

ところが、リハーサル撮影を2日後に控えた2009年6月30日、ピナ・バウシュが突然この世を去ってしまいます

”スクリーンの主”を失った本作は一度は製作を断念されますが、世界中のファンや舞踏団のダンサーたちからの強い後押しにより、撮影が再開されました。本編を観ると、その「強い後押し」の中に込められた、ピナを取り巻く人々の思いが強烈に伝わってきます。

ピナの作品が「ダンスを超えて身体が語る言語そのもの」であったように、ピナが舞踏団のダンサーたちに指導したものも「振り付け以上の、生きる指針や精神性そのもの」だったことがわかるからです。

映画のために新たに撮影された名作ダンス作品「カフェ・ミュラー」「春の祭典」「フルムーン」「コンタクトホーフ」を踊るダンサーたちの躍動にはピナの不在を超えていく力強さがあり、その合間に挿入されるダンサーたちのインタビューからは”信仰心”にも近いピナへの愛と惜別が溢れています。

こうして本作は「ピナを追ったドキュメンタリー」ではなく、「継承されていくピナの魂をめぐるドキュメンタリー」になりました。

■8/24にソフト化リリース決定

劇場公開時には観客に話題を呼び、ロングラン上映のヒット作となった『Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』。本作のDVD・ブルーレイ版のリリースが2012年8月24日に決定したとのことです。

ピナとヴッパタール舞踏団のファンとしては、在りし日のピナや遠くで踊る姿しか見たことのなかったお馴染みのダンサーたちの肉声と素顔が垣間見えることもうれしい作品ですが、これまでドキュメンタリー『ピナ・バウシュ 夢の教室』や映画『トーク・トゥ・ハー』のワンシーンとしてしか手元に置いておけなかったピナ作品の映像が初めてまとまった形でソフト化されたことも喜ばしい限りです。

また、DVD版には劇場公開時にカットされた貴重な未公開パフォーマンス映像が30分以上収録されているとのことで、そちらも必見ですね。

■DVDをroomie読者3名様にプレゼント

今回、こちらの『Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション』DVD版を抽選で3名様にプレゼントいたします(提供:ポニーキャニオン)。

・宛先 romie@mediagene.co.jp
・件名に「Pinaプレゼント希望
・本文に「roomieで好きな記事とその理由

応募をご希望の方は上記のメールをご送付ください。応募の〆切りは8月22日(水)、当選者にはメール返信にてお知らせいたします。皆さまのご応募お待ちしております!

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