以前に仮装大賞のような蚊遣り豚の記事を書きましたが、蚊遣り豚がどうして「蚊取り」ではなく「蚊遣り(かやり)」で、どうして犬や猫じゃなくて豚なのか、と疑問に思ったことがある人は少なくないはず。

ちなみに豚である理由は諸説あるようですが、そんな蚊遣り豚の謎を解説した『蚊遣り豚の謎』というタイトルの本があるのです。どうやら大きく2つの説があるらしく、蚊取り線香との関係がまた興味をそそります。

その本によれば、1つ目は、蚊取り線香が明治以降に大量生産され、「土管の中に藁(わら)を敷き、その上に蚊取り線香を置く」という方法で、養豚場にて使われるようになった際、その土管からの程よく煙が出るように焼き物業者が工夫して豚のような形に進化した、という説

もう1つは、蚊取り線香が作られる前、台東区の今戸で作られていた「蚊いぶし」という土焼きの豚に、麦わらや青草を中に入れ、そこへ火をつけて煙をもうもうと出して蚊を追い払っていたものがあったそうです。そして、明治に蚊取り線香が大量生産されるようになると、陶器製の蚊いぶしの大量生産が四日市や常滑で始まり、全国で売られるようになった、という説です。

前者は「豚」の謎を説明していますが、後者であればそもそもなぜ土焼きの豚なのか、という疑問が残りますね。蚊取り線香の前から豚だったのか否か、というところが鍵ですね。いずれにしろ、蚊取り線香が生産される前から「蚊遣り」、つまり蚊を追い払っていたことはわかります。謎をもっとひもときたい方は、一読をお勧めします

電気蚊取り器も豚型のもの売られているのは、その名残だったんですね、納得。

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