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山林を守ろうという思いから、割り箸を使わないで「マイ箸」を持ち歩く方も少なからずいらっしゃると思います。

でも、ちょっと待った! と声を上げているのが、日本の山林関係者。実は、問題なのは山林・森林の「乱伐」であって、きちんと管理された伐採は自然保護のためにとても重要なのだとか。

理屈はこうです。山は木の畑のようなもの。きちんと植林し、木が育ってきた段階で間引きしないといけない。しっかりと樹木の根が張った山は土砂崩れを起こしにくく、強くなる。そして時期がきたらちゃんと木を伐採し、材木等に生かす。もちろん、伐採後は再び植林し、こうして自然のサイクルが守られるのです。

ところが、日本には海外からの輸入材が安く入手できるビジネスモデルが出来上がってしまい、日本国内の材木等の価格が下落。山林管理者は山の木が売れないので山を管理することができなくなって行ったのです。それによって、山林は放置され、土壌は腐り、杉なんかは花粉を飛ばしまくり、育ち切った木は二酸化炭素も吸収せず、日本の自然は荒れ放題になっているのだとか。雨水が浸透しても栄養素の減った水が川から海に流れ込み、魚の質も落ちているというのです。

これはちょっと重要な問題ではないでしょうか。マイ箸を使うことで日本国内の自然をダメにしてしまっているとすれば、元も子もないとはこのことでしょうかね。

そんな状態を止めよう! 日本の自然を守ろうという! とプロモーション活動を行っているのが、吉野杉箸商工業協同組合です。「ISOT」にて割り箸をいただいたのですが、割り箸そのものも、きちんと管理された山から伐採された木から、住宅用の材木としてカットされたものの端材を利用して製作しているのだとか。杉の良い香りが食を進めてくれるだけでなく、割り箸を使えば日本の山林の保護につながるんですから、これは一石二鳥ですよね。

確かに、「マイ箸の洗浄に掛かるコストや廃水のことを考えれば、あまり自然保護にはならない」という意見もありますから、これからは積極的に国産の割り箸を使うというライフスタイルも良いかもしれません。

「マイ箸」ではなく「マイ割り箸」というスタイルを、いえなかファンで目指すのはいかがでしょう?

吉野杉箸商工業協同組合

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