字の窪み、紙の風合い、深い白。
ネットで名刺作りのことを検索すると「紙の種類・紙質」「厚さ」「色数」「印刷方法」「加工方法」など、いろいろな選択肢があるのが分かります。印刷方法の選択肢の一つに「活版印刷」があります。先日の「2012国際文房具・紙製品展」の啓文社印刷さんブースでは活版印刷で制作されたものが満載。さりげなく伝えたいひとことメッセージを記した「YOIN 言葉カード」や、活版をそのままスタンプにしたハンコなどが行き交う人の目を惹く中「ご自由にお取りください」とブース入り口に置かれた、活版印刷名刺をふと手に取ったところ、なんともこれがいいんです。
文字のでこぼこ、厚い紙の手触り…。私もいろんな紙で名刺を刷ったことがあるんですが、単価の安い用紙や印刷方法で刷ったものと、はっきりと違うんですよね。貫禄というか、重厚感というか。活版名刺は商品としておいていなかったため、伺ったところWebから活版名刺の印刷を注文できるとのこと。お値段は片面刷り・1色で100枚8000円~と、格安名刺と比較すると値が張りますが、満足度の差は歴然でしょう。データ入稿にも対応されているので、オリジナルのロゴや特殊なフォントをいれた活版名刺もできるようです。
ごく親しい人だけに手渡す特製名刺なんかにも、いいかもしれませんね。