ミラノで活躍する日本人デザイナーHiroomi Tahara氏がミラノサローネ2012で発表したタオルハンガーです。
壁に取り付けられたスティック状のものにロープが巻き付けられ、そのロープの先端には重り代わりのオブジェが吊されています。構成要素はそれだけです。スティックを刺す位置によって、ハンガー部分の長さや高さを自由に調節することができます。
また、長いスティックを使用することによりロープの巻き付けかたも変えることができ、ハンガーだけでなくタオルラックのように棚として使うことも可能です。自宅の壁面を自由自在に使える有機的なモジュールシステムのような印象ですね。重りとして使用されている星のようなオブジェにもタオルを引っ掛けたりもできるようです。
実際のところ、賃貸のお部屋では壁にスティックを取り付けるのが困難です。ただ、もち家の人や壁面がモルタルなどの補修がしやすいところでは参考になるアイデアなんではないでしょうか。
使用場所としては風呂場やトイレだけでなく、キッチンなどでオタマやトングなどを引っ掛けるフックの代わりとしても使えそうです。新しくおうちをリフォームされる方などには参考になるアイデアなんではないでしょうか。
まるで壁に絵を描くような感覚で取り付けられるステキなアイデアです。
(稲崎吾郎)