靴の絵柄の靴下なので「くつくつした」。なるほど、かわいい名前です。
これさえはいていれば、まるで外国の家のように土足で生活している気分を味わえます。それだけでなく、例えば飛行機や新幹線の中で靴を脱ぐ人っていますよね。しかし、隣が知らない人だとちょっと脱ぎにくかったり、失礼かなと考えたり。そんなときにもこの靴下をはいていればパッと見は靴をはいているように見えるので、大丈夫…とか?
日本特有の「靴を脱ぐ」という文化。これはなかなか外国人にはわかりづらい感覚のようです。しかし、一度日本の「靴を脱ぐ」文化になれてしまえば、このほうが絶対に楽だという外国人もけっこういます。
この靴下「ただ変わったものを作った」というわけではなく、その背景にはしっかりとしたコンセプトがあります。
東京ミッドタウンが毎年主催するデザインコンペで「グッドデザイン賞」を受賞。その後、株式会社砂山靴下が商品化したものです。その年のコンペのテーマは「Japan New Souvenir (日本の新しいおみやげ)」。従来の日本のおみやげといえば、「ちょんまげのカツラ」「おもちゃの刀」「江戸切子」などがありました。しかし、それらに変わる日本の文化が伝わるような新しいおみやげということで、このくつくつしたは生まれました。
「知ったてかい? 日本人って家に入るときみんな靴を脱ぐんだぜ!」「日本って、家の中が一段高くなってて玄関で靴を脱いでたよ!」などなど、日本に観光に来た外国人には「靴を脱ぐ」という経験も一つのいい思い出になるはずです。そして、それを国のおトモダチにおもしろおかしく伝えるはず。このおみやげを渡したりしながら…。
種類は革靴タイプとスニーカータイプの2種類。日本の文化をうまくコンセプトに取り入れたステキな靴下です。
くつくつした [via 砂山靴下]