夏だー、アイスだー、いえなかだー。

はやいもので6月「暦の上では…」などと、もっともらしい枕を語らずとも、夏の陽気を感じる日が多くなってきました。そんな最中、編集部で見つけて参りましたのがタカラトミー「おかしなまぜまぜ エッセルスーパーカップ」。コンビニなどでおなじみ、明治の「エッセルスーパーカップ」とのコラボ製品で、いろいろまぜまぜすることでオリジナルのアイスが作れるという触れ込み。いえなかエンタテインメントを追求するroomie編集部としては、試さざるを得ません。ホイホイと購入し、さっそくレビューをまとめてみました。

■開封の儀&説明書チェック

パッケージの周りを囲うテープをペリリと剝がし、無事開封の儀は完了。開けると本体とともに折りたたまれた説明書が出てきます。




本体・クラッシャー等の素材はポリプロピレンで、剛性はあまり高くありません。パッケージ下面の注意書きにもありますが、固い食材はクラッシュするのが難しいようです。説明書には「特におススメおかし」「おススメおかし」と並び「挽けないおかし」の例がありました。オリジナルレシピ作りのご参考までに。

■スーパーカップへ装着




さて、本日の主役エッセルスーパーカップを用意して、さっそくクラッシュ&まぜまぜしてみます。スクラッパーを外した状態で装着し、クラッシャーのなかに食材を投入します。やってみて気づいたのはスーパーカップは紙製なのを忘れてしまいがちなことです。クラッシュ時に力を入れすぎると、カップが潰れてアイスがクラッシュ、もとい、じわーっと漏れ出します。アイスに本体を装着する前に、クラッシュしてからアイスに振りかけるほうが安全です。

さて、編集部の3人が、それぞれに考えたオリジナルレシピはと申しますと…
常山 : バニラアイス on カリカリ梅とチョコクラッシュ(2012Housemix)
吉川 : ショウガとバジルの混沌な出会い@バニラアイス
中島 : 納豆ときなことアイスでトルコアイス風素敵なSomething(黒蜜を上から添えて)
こちらの3つを妄想に終わらせることなく、実際に作ってみました。

■オリジナルレシピを現実へ




材料を購入し、よく冷えたスーパーカップを冷蔵庫から取り出し、「おいしくなるはず」と信じながら作る編集部の面々。カリカリ梅とチョコは言わずもがな、ショウガやバジルの葉もクラッシャーではうまく粉砕できなかったため、スプーンで細切れに。返す返すも、素直な食材を選べない性格が悔やまれます。

細かくしたらアイスの上に振りかけ、スクラッパーを付けた「おかしなまぜまぜ」を装着。時間経過と共にアイスが緩み、紙容器へ圧力が掛かってしまうため、紙容器をうまく押さえながら、くるくるとハンドルを押し回します。スクラッパーがアイスを上へ押し上げるので、ある程度ハンドルが下におりたら、本体を取り出し、スクラッパーに付いたアイスをかき出します。最初は、おそらく十中八九失敗するため、アイスは2~3個用意しておきましょう。

完成品はこちら。


バニラアイス on カリカリ梅とチョコクラッシュ(2012Housemix)


ショウガとバジルの混沌な出会い@バニラアイス


納豆ときなことアイスでトルコアイス風素敵なSomething(黒蜜を上から添えて)

■独創性コンテストが一番盛り上がる

作ってしまったからには、当然、実食です。製造者責任法を掲げるまでもなく、発案者が自ら手をかけた創作アイスを口へ運びます。

常山:「…意外といけるいける」 他の人:「これはっ…ないない」「別々に食べるのが一番おいしいですね」
吉川:「大丈夫大丈夫、合う合う」 他の人:「…」「…(首をひねる)」
中島:「あれっ? 納豆が甘納豆みたいに…」 他の人:「納豆やで」「納豆やで」


苦悩と苦笑が支配する編集部(左から、常山・吉川・中島)



人間の性なのか、レシピ発案者は、自ら作成したアイスの評価基準が極端に甘くなることが判明しました。オリジナルアイスを作る楽しみもさることながら、この「自らの味覚を世間に問う」感覚と、「おいしいと勧められたものを食した瞬間の不思議なギャップ」が一番面白いですね。独りで絶品レシピを探求するよりは、パーティグッズとして、みんなで作った独創的なアイスをテイスティングしたり、できあがったアイスにふさわしい名前を付けるゲームをしたりするのがよろしいかと思いました。

自宅パーティの盛り上げ役として、ぜひ一度お試しあれ。

なお、「おかしなまぜまぜ」はまだroomie編集部にありますので、「このオリジナルレシピを世間に問うてみたい」という方はコメントでお寄せください。編集部の心を掴んだレシピは、記事にしますよ!

おかしなまぜまぜ エッセルスーパーカップ[タカラトミーアーツ]

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