いったい何のこと? と感じずにはいられません。ホタテって、あのホタテガイのことですよ。

説明によれば、産学共同研究によって、バイオニックデザインの手法を応用し、ホタテガイの貝殻が有する機能性を応用した製品を開発したというのです。それが、ホタテガイの殻の内装材。その「機能」というのは…。

Photo by 305 Seahill

新築やリフォームの後ににおう、あの独特の「わー、いいにおい!」って思ってるにおい成分は、実は、体に有害な化学物質が塗料や建築材料から空気中に揮発しているのだそうです。一般的には、こうしたにおいの対策として換気するぐらいの方法しか、法律では定められていません。

そこでこれ、ホタテガイの殻から作られた内装仕上材。

ホルムアルデヒドをはじめとする種々の揮発性有機化合物(VOC)を吸収・除去するだけでなく、抗菌性・抗カビ性能にも優れ、保温性、吸放出性も高く、変色もしない、という特徴を持つ有用な内装材として、すでに公共建物にも一般の住宅にも使用されているそうなんです。

塗料、壁紙、障子紙、襖紙など、多種多様な使い方ができる、まさに万能な内装材だとか。こういうものが一般化すると、シックハウスの問題も心配がなくなって、家の中がもっともっと快適に過ごせる健康的な空間になるんでしょうね。

チャフウォール[株式会社チャフローズコーポレーション]

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