
でも、コンビニのご飯って大丈夫かな……と思ったことはありませんか? そんなギモンに応えてくれるのが、フードプロデューサーとして活躍するオーガニック・レストラン「キヨズキッチン」で有名な南清貴さんの最新著書『究極の食 身体を傷つけない食べ方』(講談社+α文庫)。
本書によると……
「コンビニ食品には、外国から調達した低コストの品質の悪い食材に、保存料、着色料など、添加物を大量に使用した加工品が多いのですが、その危険性に対して、世間はあまりにも無頓着なのではないかと危惧しています。ご飯を炊く水にも保存料、防腐剤などの薬液が使われていますし、消毒液が散布されたりもしています。」
「コンビニのサラダを食べても野菜不足は補えません。カットされた野菜が次亜塩素酸ソーダという殺菌剤に漬けられています。(中略)要するに漂白剤です。次亜塩素酸ソーダは強力な酸化作用があり、細菌の細胞膜を透過して菌体成分を酸化破壊するのですが、同時に人間のDNAに損傷を与える可能性も否定できません。(中略)野菜の栄養素というのはほとんどが水溶性のものですから、薬剤につけてその後何度も水洗いすれば、パックされた時にはほとんど栄養分は流れてなくなっています。」
かなりショッキングな内容ですよね……。だからと言って、便利なものをすべてシャットアウトして暮らすことは、今の世の中では難しいですよね。でも、知っていることで対処できることは多いはず!
本書で南さんは、「食」を通してどうすれば健やかなカラダになれるか、それが最後には、素敵な生き方を導き、さらに人々が意識し実践することで、社会も変わると説いています。
カラダが本来持っている正しい機能を呼び覚ますための「食」の知識をはじめ、学校給食への疑問や、「食」がもたらすアレルギー、輸入食品の危険性、加工食品の過酸化資質や食品添加物、栄養がカラダへもたらす働きなど、怖いけど、知りたい、知っておきたい「食」の情報が詰まっている1冊です。
オーガニックマスターが語る「食」への思いに触れて、あらためて自分の食生活を見直すきっかけにしてみては?
text by 高田薫
——————————————————————————–
コピーライターを経て、住まい、美容、医療などを中心に、雑誌やWebサイトで執筆・編集をするフリー編集ライター。植物の力を活かして元気になれるフィトセラピーや、化粧水、香水づくりや、タロットなどの占いや月の動きなどスピリチュアルなど幅広く興味を持つ。心身ともに健やかになる、魅力的な情報を探して発信!