111228NEWSshiokouji01.jpg食にこだわる人たちの間で以前から話題となっていた “万能”発酵調味料、塩麹(しおこうじ)。最近では、瓶詰めの製品がスーパーで買えるようになり、塩麹を使ったレシピ本も続々と刊行。食べるラー油に次ぐブーム到来といわれるほど注目を集めています。 塩麹というのは、塩と麹、水をあわせて発酵させたもの。江戸時代からあったそうですが、これを創業300年の老舗「糀屋本店の女将さんが復活させたことが昨今のブームにつながったと言われています。糀屋本店の塩麹レシピ』という書籍も出版しています。

ブームにまでなった理由はいくつかあると思いますが、まずひとつは、”万能”と言われるくらいとても使い勝手がよくて、どんな食材も簡単においしく仕上がることでしょう。 たとえば、野菜に揉み込んで浅漬けにしたり、パスタソースやドレッシングに入れたり、肉や魚の下ごしらえに塗ったり。塩のような感覚で塩麹を使うと、しょっぱさだけでなく、独特の甘みやまろやかさが加わって、風味に奥行きが生まれます。これは、塩麹の酵素が、食材のタンパク質やデンプンを分解して、素材が持つ甘みや旨みを引き出すからだそう。 また、もうひとつ、味噌やヨーグルトと同じ発酵食品で、健康や美容にいいということも人気の所以。 塩麹には乳酸菌が豊富に含まれていて、腸内環境を整える効果が期待できます。腸内環境は美肌や免疫力に大きく関わってくるので、日常の食生活で整えておくにこしたことはありません。 その他、アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用を持つポリフェノールや、疲労回復によいビタミンB群など、毎日使える調味料ながら、健康美容食と言いたいくらいの要素を持っているのは魅力的ですよね。 塩と麹、水をそろえれば簡単に手づくりできるのもいいところ。さまざまなメーカーから出ている製品を食べ比べるのも面白いかもしれません。 和食のほか、洋食に、スイーツに、と料理の幅も広がりそう。レシピ本を参考に、あるいは自分なりのアイデアで、どんどん活用してみてください。 [糀屋本店]

text by かどさとこ
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kadosatoko.jpgライター、フランスAMPP認定フィトセラピスト(植物療法家)。外資系広告代理店コピーライター時代に心身の調子を崩し、カウンセリング、アロマテラピー、ヨガ、ランニングと出会って立ち直った経験から生き方、暮らし方を転換。湘南在住。海でサーフィン、森で木登りと、海遊びと森遊びにいそしむ日々。

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