
日本のヨーグルトは、どれも当たり前のようにおいしいいためか、乳酸菌の種類や機能性に着目した商品が多いですが、海外では今、濃厚でクリーミーな食感にこだわった「ギリシャヨーグルト」が大ブームになっています。
アメリカではすでにヨーグルト市場の19%を占めているというギリシャヨーグルトの魅力とは、いったい何なのでしょう。
「ギリシャヨーグルト」は、
本国ギリシャでは日常的に食べられているヨーグルトで、「水切り製法」という製法によりつくられる、まるでクリームチーズを思わせる濃厚でクリーミーな食感が特徴のヨーグルトです。
日本では「水切りヨーグルト」とも呼ばれ、料理が好きな一部の人の間では昔から作られていたそうです。
―「水切り製法」とは?
「モスリンと呼ばれるガーゼのような綿でろ過する製法。ろ過することで、ヨーグルトに含まれる余計な水分や乳清(ホエー)が除去され、ギリシャヨーグルトの特徴である濃厚さが生まれる。」
(参照:ギリシャヨーグルトPR事務局ホームページ)
クリームチーズを食べているかのようなしっかりとした味の割には、脂肪分が少ない点や、美肌キープに欠かせない「たんぱく質」が一般的なヨーグルトの約2倍も含まれていることが、美しいボディメイクや健康的な食生活を心がけている人々にとっての大きな魅力。
美意識の高い海外セレブやキャリアウーマン、モデル達から愛され、そのまま食べるだけでなく、バターやサワークリームの代用品としても利用されています。
日本でも、美しいハーフヌードを女性誌で惜しげもなく披露したことが記憶にあたらしい道端ジェシカさんがお気に入りで、雑誌などで紹介しています。
まだまだ日本での認知度は低く、輸入量や関税の関係もあって少々お高めのギリシャヨーグルトですが、海外での大ヒットを受けてこれからブームがおとずれるかもしれません。
朝食として、料理の調味料として、スイーツ代わりとして、ヘルシーな食生活づくりに役立つ新食感ヨーグルト「ギリシャヨーグルト」の今後の動きを注目したいと思います。
Photo by tamakisono
(Ricky)