マイローハス/ロハスドットネット ガーデンクリエイター ベランダではじめる、野菜づくり。

おいしく育てるための心得
野菜作りの5つのポイント

マイローハス/ロハスドットネット ベランダではじめる、野菜づくり。(3)

1. 光の当たるところで育てましょう

 「植物は太陽の光を浴びて、光合成をしてでんぷんなどの養分を蓄えます。日当たりのいい場所、ベランダで育てることは、一番大切なポイント」(たなかさん)。

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2. 風通しを良くしましょう

 よく壁際にそって植物をレイアウトしてしまいがちですが、これだと風通しが悪くなります。風通しが悪いと、せっかく生長した葉や茎に害虫がつきやすくなります。パーゴラ(上から吊るタイプのプランター)や台の上に乗せるなどして、野菜たちに心地よい風が通るように工夫を。 

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3. 床から照り返しや底冷えに注意を

 ベランダで野菜を育てる際に注意したいのが、床からの照り返しや底冷え。ベランダの床の上に直接鉢やコンテナを置くと、夏は照り返し、冬は底冷えがして、野菜の生長を阻みます。「照り返しと底冷えを防止するために、まずベランダにウッドパネルを敷いて。ウッドパネルの上に台を置いて、それらに陳列するというのがベスト」(たなかさん)。

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4, 毎日、野菜の状態をチェックして

 食べごろになると、やってくるのがあぶらむしや青虫などの害虫。放っておくと、せっかく育てた野菜が食べられてしまい、枯れてしまうことに。「あぶらむしは、お風呂場のシャワーでさっと流すと大丈夫。青虫がいたらピンセットで取り除いて」(たなかさん)。また、時々、プランターの向きやレイアウトをかえて、太陽の光をまんべんなく当ててあげましょう。

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5. 「大きく育てる!」と気負わずに、楽しんで育てよう!

 せっかく育てるのだから、八百屋さんに売っているものと同じくらい大きなものに育てたい! と張り切りたいところですが、そう気負うのは失敗のもと。ベランダという限りあるスペースで育てるのですから、「小さくてもいい。元気に育てておいしくいただく」という、おおらかな気持ちで育てたいものです。間引いた双葉やベビーリーフも、小さいけれど立派な収穫。柔らかくてフレッシュな味わいを楽しんで!

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たなかやすこさん

イラストレーター、ガーデニングクリエイター。北海道小樽市生まれ。大学で工業デザインを学び、腕時計メーカーのデザイナーに。その後イラストレーターへ転身。同時に野菜作りに目覚める。
「はなまるマーケット」などのテレビ出演や『ミニ野菜キッチンガーデニング』(家の光協会)、『ちゃんと育つよ。ベランダ・ミニ菜園』 (集英社be文庫 )などの著書多数。
http://www.greengloves.jp/

次回からは、ガーデニングに必要な道具をご紹介!

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