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パトリシオ・ガルシア・デ・パレデス氏
講演会&試食会レポート1

今注目を集めている穀物菜食中心の食事スタイル、マクロビオティック。
2006年4月9日、東京港区のオーガニックスーパーマーケット「マザーズ愛宕グリーンヒルズ店」で行われたパトリシオ・ガルシア・デ・パレデスさんによるマクロビオティック料理講演会&試食会「マイファミリー、マイマクロビオティック」 で、パトリシオさんのマクロビライフについて、マクロビオティック修行に励むライター・磯村かのんがお話をうかがいました。

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パトリシオ・ガルシア・デ・パレデス
PROFILE
1970年スペイン・バルセロナ生まれ。1975年久司道夫氏指導のマクロビオティック食で、母親の腎臓病が完治したことからマクロビオティックに興味を持つ。1988年から4年間、マサチューセッツ州のクシインスティテュートでマクロビオティックを学ぶ。1995年来日。講演、料理教室、シェフトレーニングなどに従事し、現在はクシインスティテュートジャパンでエデュケーションディレクターを務める。

マクロビオティックとは、地球環境のことを考え、シンプルでバランスのとれた食事をすることにより“健康で長生きをする”という人間の理想的な生活スタイルの総称。玄米や野菜中心のヘルシーな食事により、体だけでなく心のバランスも整い、優しさやいたわりの気持ちが生まれ、ひいては世界の平和につながるという壮大な学問でもあるのです。
欧米では故ジョン・レノン、カーター元大統領、クリントン元大統領、歌手のマドンナなど200万人が実践しています。ウェスティンホテル東京ではマクロビオティック朝食つきの宿泊プランが登場するほど、欧米にとどまらず日本でも注目されてきています。

そのように、世界的な食の流れとなっているマクロビオティックの食事法を家庭で実践するためのスクール、恵比寿「クシマクロビオティックアカデミー」でエジュケーションディレクターを務めているパトリシオさんに、マクロビオティックとの出会いから現在の活動についてインタビューしました。

マクロビオティック(以下・マクロ)を実践している家庭で育ち、幼少時代からマクロに親しんでいたというパトリシオさん。そんな家庭環境のきっかけはお母様、ルチさんの腎臓結石でした。手術で腎臓の3分の1をなくし、通院生活をよぎなくされていたルチさんは代替療法のためにマクロをはじめ、すっかり元気になったという経験の持ち主。現在はマクロのよさを伝えるため、マクロカウンセラーとして活躍しているそうです。
そんなお母様に育てられたパトリシオさんご自身も4人の娘さんをマクロで育てています。とはいっても、友達の家でおやつをもらうこともあるだろうし、子どもの食べるものをすべて見張るわけにはいきません。そんな中、どのようにマクロ教育を実践されているのでしょうか。

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大盛況だった講演会

「一番大切なのは親の価値観を子どもに押し付けないこと。外食はダメ、これは悪い食べ物などと制約すると子どもは反発する傾向にあります。自分で正しい食べ物を選択できるように、根気よくマクロを教え、生活に取り入れていくことが一番です」 

幼少時代からマクロライフを送っているパトリシオさん。子供の頃はケーキを食べたり、コーラを飲んだりすることもあったそう。

「マクロで推奨されていない白砂糖や食品添加物を食べると、なんとなく変な感じがしました。そんなとき母は丁寧にマクロを教えてくれました。幼い私がそうであったように、きちんと説明をすれば子どもは自分にあった正しい食べ物を選んで食べられるようになります」

マクロの基本となる食事であり、日本古来の伝統食でもある玄米と野菜の煮物。パトリシオさんは日本でこのような食事が忘れられてきていることをとても残念に思っています。

「日本のみなさんに、もっと古き良き日本の食生活を見直してほしいですね。そして、心とカラダ、地球環境にやさしく接し、お互いをいたわりあう気持ちを持つためにも、ぜひマクロを学んでほしいです」
と語るパトリシオさんは、日本を中心に世界中でマクロの普及活動を行っています。

クシマクロビオティックアカデミー http://www.wellness-style.com/academy/
マザーズ http://www.mothers-net.co.jp/

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