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パトリシオ・ガルシア・デ・パレデス氏
講演会&試食会レポート2

前回の、恵比寿「クシマクロビオティックアカデミー」でエジュケーションディレクターを務めるパトリシオさんのインタビューに続き、今回はいよいよ、ワタクシ、磯村かのんがマクロビオティック食の試食会レポートをお送りします!

マクロビオティックを知るには、まず実際に食べてみることがいちばん!
さて、どんな料理が登場するのでしょうか…!

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パトリシオさんの講演でマクロビオティック(以下・マクロ)を学んだあとは、和やかな雰囲気の中で試食会が行われました。マクロの世界的権威、久司道夫認定レストランで料理長を務めていたパトリシオさんの直伝レシピで作られた料理の数々は、スペイン出身の彼ならではの日欧融合メニュー。日本の家庭から姿を消した伝統的な食材や、豆腐などの和風素材を使った欧風料理がテーブルに並びました。

マクロ食といえば、玄米と野菜だけのシンプルな料理だと思われる方も多いでしょうが、意外にも、国際色豊かで見た目にも美しく、ボリュームも満点!作り手の工夫次第で、さまざまなメニューにいくらでもアレンジできるのです。今回の試食会は、家庭で実践するには一見単調になりそうなマクロ食の可能性をグンと広げてくれました。
玄米、菜食、厳密なルール…と難しく考えずに、もっと気軽に料理を楽しむ感覚でマクロ食を取り入れると、自分自身の心とカラダ、そして地球や周りの人間に対してやさしく接する、というマクロビオティックが推奨するライフスタイルに自然と近づけるのかもしれません。


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1 玄米 栗ご飯玄米と栗はふっくらとしてとってもやわらか。甘い栗と食べ応えのある玄米は咬むほどに味わい深い。ちなみにマクロでは玄米を50回位よく咬んで食べることを推奨している。

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2 車麩のカツ 味噌ソース車麩とは分厚いお麩で、主成分はグルテン(小麦粉の中の粘りの要素)。良質の油で揚げてあるのでしつこさは全くナシ。さくさくした衣と、もっちりとした車麩のコンビネーションが今までに食べたことのない食感で美味!味噌ソースをかけると一口カツのような味わいに。

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3 豆腐キッシュ中身は豆腐、ブロッコリー、玉ねぎなど。味は普通のキッシュのように濃厚だけど、豆腐を使っているのでさっぱりしている。パン粉につけられた表面のこげが香ばしい。

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4 あらめの煮物あらめとは海草の一種で食物繊維、たんぱく質、ミネラルが豊富に含まれており、日本では古くから食用とされていたらしい。食卓から姿を消しつつあるので、あえて今回のメニューに入れたのかな。

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5 あわと甘い野菜のスープ細かくきざまれた有機カボチャ、人参、玉ねぎがとっても甘い!野菜のおいしさが引き出されたスープで体の芯までポカポカに。

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6 蒸し野菜(ブロッコリー、キャベツ、人参、レンコン、ごぼう)マクロは、東洋に古くから伝わる陰陽の思想、相反するふたつのエネルギーが万物を創り出しているという考えを元に、陰と陽のエネルギーをバランスよくとることが理想的だと説いている。この蒸し野菜はその通り陰と陽の野菜がバランスよく組み合わされている。地面の上に育った水分の多い陰の野菜、ブロッコリーとキャベツ。土のエネルギーを吸収して育った陽の野菜、ごぼう、人参、レンコン。

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7 ティラミス原料は絹豆腐、豆乳、メープルシロップ、寒天、コーヒーリキュールなど。 豆腐ベースなのでカロリーを気にせず安心してたくさん食べられるのがうれしい。甘すぎずまろやかで食後にぴったりのデザート。

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8 三年番茶マクロ定番のノンカフェインのお茶。まろやかな感じの番茶。ビタミンCやカテキンが豊富。

クシマクロビオティックアカデミー http://www.wellness-style.com/academy/
マザーズ http://www.mothers-net.co.jp/

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