建築家に聞きました。「家づくりは家具選びから」ってホント!?

建築家は家を建てるもの。

家の完成後に、どんな家具を揃え、そこでどんな暮らしを営むかは、住まい手自身。

そんなふうに割り切って考えていたら、ある建築家に、こう言われました。

僕らは家の設計をするとき、最初から家具のプランニングも同時にするんです。

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その建築家とは、富山を拠点とする建築デザイン事務所「51%(ゴワリイチブ)」の三浦哲生さん。

建築家が考える家と家具との関係性とは? 気になって、もう少しお話を聞いてみました。

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自分たちがつくるのは、暮らしを支えるための「器」であり、当たり前に、シンプルであることが大事、究極を言うと、家は雨風をしのげさえすればいい。それよりも、しつらえるもの、毎日使うものを重要視したい、という考えなんです。

壁を漆喰で塗ってこだわるのもいいけれど、毎日壁を見ながらごはんおいしいね、とは言わないですよね。

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「ヴィンテージ家具が広く受け入れられるようになって、いい時代になってきたなと思います」と、三浦さん。ただそれらの名作家具も、当時から名作をつくろうとは考えてなかったはず。

長く使える素材を選び、つくりにこだわったからこそ未だに使われ、時間が経って価値が生まれる。であるからこそ、家と家具とのマッチングについては、こんなアドバイスも。

“汚れにくい”、“傷つきにくい”と謳うものは、一度傷ついたら味にならないことの裏返しです。そのような家に、ヴィンテージ家具を合わせても、どこか違和感がある。その埋まらないギャップに気づいてる人は多いと思うんです。

そのため「51%」の設計では、新建材は極力使わず、どうしようもないところはなるべく目に入らないように(たとえば換気用の穴は、家具を置く壁の後ろに持っていくなど)工夫をされているのだとか。

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住宅だけでなく、店舗や施設もふくめてインテリアコーディネイトを手がける時に使う家具は、長く使えて、機能的で、シンプルなものが一番いい。そうしていろんな家具を使ってみた末にたどり着いたのが、デンマークの家具でした。やっぱり地味なんですよね。なんてことがない。でもそれがスタンダードなんだと。

ここで、もともとインテリアセレクトショップに勤めていた三浦氏に、halutaの家具や雑貨を使って、実際にいくつかのシーンを提案してもらいました。

いい家具の上に飾るアート

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家具を提案するときは、チェストを置くスペースを必ず設ける。

自分のお気に入りのものを飾ることができるステージがあることによって、そこが自分だけのアートのコーナーになる。そうして休日はそこで、家族といい時間を過ごして欲しくて。


家族団欒は丸テーブルで

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丸いテーブルは、座った時にみんなの顔が見れる。距離が縮まるんです。


ものは背景を知ってから使う

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モノの背景を知って使うのと、知らないで使うのとでは、まったく違う。特別なものになるんです。

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「居心地のよさは、地味でいい。日々の暮らしはそもそも地味じゃないかと」と話す三浦さん。

これから家づくりを考える方には読んでもらいたい、スペシャルブック「家具からはじまる家づくりのこと」。ページ末には、コーディネイトに使用したhalutaの家具のクレジットも載っています。

春からの新生活に向けて家具をお探しの方にもぜひ!

「家具からはじまる家づくりのこと」haluta365

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