小説『路上』を表現した香水でたどる、アメリカ放浪の旅

1957年に出版され、多くの若者に影響を与えた、ジャック・ケルアックによる小説『路上』。

ビート・ジェネレーションやビートニクと呼ばれる世代を代表するこの名作をテーマにした香水が発表されました。その名も原題の通り「On the Road」。

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この香水を発表したのは、ロンドンを拠点とするフレグランスブランド〈Timothy Han〉です。

On the Road」は、1943年出版の〈ボーヴォワール〉の書籍『招かれた女』にインスパイアされて製作した香水に続く、第2作目。主人公たちが自由を求めて繰り広げるアメリカ大陸を放浪する旅をイメージした香りが楽しめます。

香水にはトップノート、ミドルノート、ラストノートという、肌につけた瞬間から消えていく過程の香りの変化があります。この香水は、変化がとてもドラマチックなのが特徴なんだとか。まさしく「ロード トリップ」のストーリーをそのままボトルにつめたようです。

スモーキーでウィスキーに近いような香りから、ベチバーの重めなウッディー調、そしてガルバナム、シトラルやベルガモットのフレッシュな香りへ変化していきます。

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さらに、この香りを盛り上げてくれるのが、パッケージのデザイン。

5種類のパッケージの写真は〈Cedric Christie〉というフォトグラファーの作品。ニューオリンズからニューヨークにかけての旅で撮った写真があしらわれた箱は、5つの中から選ぶことができます。

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シンプルでありながら洗練されたボトルデザインも、目を引きますよね。

ちなみにブランディングやパッケージングは、ロンドンを拠点に活動する日本のデザイン会社、「Land Ahoy」が担当したようですよ。なんだか誇らしい気持ちになりますね。

文学の旅の世界を香りで楽しむという、新しいコンセプトの紹介でした。

On the Road [Timothy Han]
On the Road: Timothy Han’s New Fragrance Inspired by Jack Kerouac’s Novel[wallpaper*]

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ロンドン経由、東京育ち。2013年より、東京で知り合ったアメリカ人の夫とニューヨークで暮らしている。Parsonsにてファッション マーケティングを専攻。卒業後は、目まぐるしく動くニューヨークのファッションの世界でマイペースに働き始める。美術館やギャラリー、ピクニック、お金のかからないグルメ探しが大好き。飼い猫の観察もぬかりない。執筆記事一覧はこちら

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