住みたいのはどんないえ? おうちを建てたい世代にきいてみた

先日、日本のハウスメーカー「ダイワハウス」が、繰り返しの地震に強い家「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」を発表しました。そのスペックの高さや構造の面白さから多方面で話題となっています。

「xevo Σ」の発表会に出席したルーミーの尾田編集長は、IT業界で活躍する二人の役員の方をお招きして「理想の一軒家」について語ってもらう場をセッティング。


(左:株式会社メディアジーン取締役COO/尾田編集長 中央:株式会社ロフトワーク代表取締役/林千晶さん 右:アジャイルメディア・ネットワーク株式会社取締役CMO/徳力 基彦さん)

林さんは、3Dプリンターやレーザーカッターを体験できる渋谷のモノづくりカフェ「FabCafe」の運営や、クリエイティブを軸にしたWEB制作やデジタルコンテンツ開発を行っている株式会社ロフトワークのファウンダー。そして徳力さんは、ソーシャルメディアやブログを使ったプロモーションを展開している、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の取締役です。

常に時流をつかみ、イノベーションに敏感なIT業界で働く3人は、今回の「xevo Σ」をどのように受け取るのでしょうか。

家の建替えに興味がある人から、家を買うなんて夢のまた夢という人まで、気になる話がいっぱい詰まったルーミーの特別座談会をお楽しみください。



多発する余震が引き起こす「ゆれ疲れ」という問題点


尾田:早速ですが、ダイワハウスの住宅ラインナップにはxevo(ジーヴォ)という商品があります。その最上位モデルが「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」で、震度7クラスの巨大地震が4回連続で起きても「新築時の耐震性能を維持する」というもの。壁の中に新開発されたデバイスがはいっています。



徳力:これ、テレビで特集されているのを見ましたよ。3.11以降、問題になっている住宅の「ゆれ疲れ」という現象があって、1回目の地震には耐えるんだけど、2回目、3回目と続く巨大な余震があると、持ちこたえられない場合があるというような話でしたよね。

尾田:そうなんです。1回目の地震で倒壊することはないけど、受けたダメージを修理する必要がある。ダイワハウスは「崩れない家」であるだけでなく、その一歩先「繰り返しの地震」にも対応しようとしている。日本の住宅が抱える「ゆれ疲れ」というテーマに、企業として「xevo Σ」という答えを出してきたわけです。



林 :この前の震災で、1回の巨大地震に耐えるだけではダメだってことがわかったよね。

徳力:大きな揺れが何度も続きましたからね。地震って1回で終わるイメージだったんですが、全く違うってことを思い知りました。

尾田:僕も当時住んでいた家にヒビが入ったんだけど、上からパテを塗ってごまかしていました。でも「この建物、本当に大丈夫なのかな?」って結構不安だったんです。目に見えない部分にこそ投資するべきなんだと心底思いました。

林 :プロジェクトマネジメントの格言で「賢人は人の失敗から多くを学び、愚かな人は自分の失敗からしか学べない」というのがあるんですけど「自分の失敗からも学べない人が、本当に愚かな人」ともいえると思うんですね。

尾田:そうですね。

林 :まあ、そこが「学び」の難しいところなんですが。今回、私たちが東日本大震災で経験したものって、当時はその恐怖を鮮明に覚えているけど、時間が経つとやっぱり忘れてしまいそうになるんです。



林 :だから、この商品を見たときちょっと嬉しかったんです。あの経験を、自分も忘れてしまいそうなのに、そのことを忘れないで企業でしっかりと取り組んでいるところがとても嬉しかった。これは企業として正しい投資だと思う。

徳力:昔から地震大国の日本は、他国と違って地震に対する備えが過去から脈々と受けつがれているんですよね。この「xevo Σ」にしても、単純に補強材を倍に増やすと言うようなアプローチではなく、補強材を四角ではなく「Σ形」にするという技術開発で、問題を解決しているところが「ものづくり日本」らしいと思います。



尾田:発表会でもその話があって、これまでのような「つけ足しの発想」で補強をしているのではなく、同じ素材を「形を変えること」でシンプルかつ、とてつもない効果を得ているんだって言ってました。その発想の仕方がとても今っぽいなと思いますね。

徳力:物理学をうまく使っているところも面白いですよね。

林 :これって特許をオープンにして他でも使えるようにするのかな? カップヌードルが誕生したときみたいに。他がいくらマネをしても、やっぱりオリジナルの信用には勝てないっていうぐらいのものになればいいのに。

徳力:どうかなー、せっかくの新商品ですからね(笑)。でも、そうなったら面白くはなりそうですね。



尾田:少しIT業界と似ている気がしますよね。シンプルで、サスティナビリティを追求するところも。昔は命さえ助かれば、それで良しとされていたけど、やっぱり家も大事な資産。できれば、そのままの形で長く使い続けたいと思いますよね。



マンションの方が楽? それとも一軒家?


尾田:みなさん、マンション住まいですよね? 一軒家での暮らしをどう思いますか?

林 :数年前まで一軒家だったんですが、都心での戸建て暮らしは難しいなと感じました。その理由の一つが、周りにマンションが多い地区だったんですが、近所付き合いが少ないと不安になるんですよ。まるで野ざらしにされているような感じで。守ってくれる管理人もいないし。



林 :近所付き合いがあるかないかは、一軒家の場合すごく大事な問題だと思う。徳力さんは?

徳力:一軒家への憧れはありますね。自分の親が家を建てているのを見てますし。一軒家はメリットもいっぱいあって、犬が飼えて、広い庭もある。マンションと違って自立感がありますよね。子供を育てるにも、マンションと一軒家だと、うまくいえないけど少し違った影響があるような気がします。

林 :本当は「両方」あるのがいいんでしょうね。働き方もそうだけど、これから1社だけに勤める人って減ってくると思うの。2つ以上の仕事をバランスをとりながら働くように、暮らし方も変化してくるかもしれない。地域が見直されている今、IターンやUターンではなく、都心と地域でつながるように暮らすとか。



尾田:地方だと、マンションである必要はないですからね。

林 :そうなの。都心では小さなマンションで、もう一つは自分の好きな地方に一軒家。そういう働き方や生き方の人って増えてこないかな?

徳力:憧れますけどね。

林 :でしょ? どうですか、社長!

徳力:(笑)。まあ、今は物理的に無理かなぁ。僕は山口県の出身なんですが、もし一軒家を持つなら周りに自然があって、広いリビングや庭付きがいいなと思っています。関東でそれはなかなか難しいです。



尾田:隣の家との距離も近いですからね。

徳力:昔、グーグルストリートビューの議論が出たときに聞いたんですが、日本とアメリカでは「家のセキュリティ」に関する感覚が全く違うんですね。アメリカは「塀の外側」はパブリックで「塀の内側」がプライベート空間という考え。でも、日本は家の前の道も生活空間の一部という考え方なんです。落ち葉があれば掃き掃除をするし、夏になれば打ち水、冬になれば雪かきといったように。

尾田:ああ、なるほど。

徳力:アメリカは外と内をハッキリと分ける。一方、日本の昔の感覚だと、塀も低く、道から家の中に話しかけることもできる。お互いが顔見知りで、コミュニティ全体が監視の役割を担っていたんですよね。田舎に住んでいた頃は家に鍵をかけなくても大丈夫で、逆に鍵をかけると自分たちが入れなくて困ったりしていました。

尾田:(笑)

徳力:壊れない家であることはもちろんだけど、まわりとの関係をどうするかも一軒家を建てるときには大事なことな気がします。都心だと塀は高くなるし、鍵はかけまくるしかないし、そうなるとちょっと…。僕が古いタイプの人間ということもあると思うんですが。



柱や梁がない!? ジーヴォシグマの大空間リビング




林 :このカタログのように、私が住んでた一軒家はこんなに開口が取れなかったし、庭も広くなかった。都心だと一階の窓を小さくするか、もしくは年中カーテンを閉めるしかないでしょ。だから、こういう開放的な家に住むには必然的にコミュニティが大事になると思う。

尾田:話にも出たように「xevo Σ」は構造的にも柱の数が減らせて、しかも大きな開口部をとることができるようなんです。

林 :そこがいいよね!

徳力:うん、面白い。このリビングの広い感じとか。この雰囲気良いですよね。



林 :そうそう。これとか最高! 開口部ってホント大事だと思う。これだけで家の質が決まると思うな。

尾田「xevo Σ」の天井はよく見る家よりも高いんです。ここ数年、西海岸のライフスタイルが日本でも注目されていて、室内に緑を置いたり、天井が高かったり。あこがれのポートランドやシアトルっぽい生活が、ここだとできそうな気がします。

徳力:これまでこういう住宅は「ジレンマ」を抱えていたと思うんです。開口部をとると耐震性が落ちるし、西海岸のような快適な自然環境だと問題ないけど、寒くて暑い日本だと断熱性の低さが目立ったりとバランスが難しかった。でも「xevoΣ」はそのジレンマをうまく解消しようと努力しているのが凄いなと思います。技術力でカバーするところが日本人っぽいですね。



尾田:軽量鉄骨のデメリットでよくいわれる「断熱性」や「通気性」も、xevoシリーズは「外張り断熱通気外壁」という独自の技術で、その辺の問題点もクリアしているようですね。

徳力:日本は地震もあれば、夏は湿度も高い。冬は雪も積もる。その中でこういう技術がどんどん進化していくのはすごいことだと思いますよ。

林 :でも「気密性」が高いと結露もすごくならないの?

尾田:カタログによると、xevoの「外張り断熱通気外壁」は気密性が高く、断熱性も優れているみたいです。通気を確保するために、24時間換気システムなどもあるみたい。換気されているから、結露は防げるそうですよ。



尾田:さっきも言ったように「xevo Σ」は強度が強くなった分、天井の高さを2720mmまで引き上げられます。これは業界でも最高クラス。天井が高い家はどう思います?

林 :引っ越しが多くて家をよく見に行くんですが、天井を見て決めることがけっこう多いんです。

徳力:天井を見るんですか?

林 :天井の高さはもちろんだけど、無駄な柱や梁がない「フラットな天井」がすごく好きなんです。マンションの場合だと、特にボコボコしているところが多くて。これだけの広さでこのフラットな天井はかなり理想的。空間がより美しく見えますよね。

徳力:確かに、無駄な柱や梁がないってだけで空間の質が上がりますね。

林 :床は後からでも張り替えられるけど、天井ってそう簡単には変えられないんですよね。フラットで美しい天井だと、写真(以下)のような間接光を使ったり、雰囲気のある空間作りが楽しめると思うんです。



尾田:林さんが経営する「Fabcafe」の天井もこだわってますよね。

林 :シンプル、スクエア、フラットってのが私の好みなんですが、こういった天井はまさに理想的ですね。ちなみに、これってどのくらいカスタマイズできるのかな?

尾田:カスタマイズ?

林 :例えば、こんな素敵なおうちをそのまま購入とかじゃなくて、自分らしい広さで、今ある土地の形を上手く利用しながらとか。

尾田:これは注文住宅だから、その辺はかなり自由にできると思います。建売りのように、決まった形があるわけでもないし。その人のニーズに合わせて図面を引いてくれます。これより小さい土地でも、もちろん大きい土地でもね。

徳力:工法で値段が変わるんですか?

尾田:そうですね。「xevo Σ」は、これまでのxevoシリーズの最高上位クラスという位置づけです。「xevo Σ」を使うと強さを兼ね備えた分、天井を高くしたり、余計な柱を建てる必要がなくなる。付加価値として「ゆとり空間」が手に入るということです。



林 :どれくらいで買えるんだろ。

徳力:いいなぁ、現実味がある人は。

尾田:(笑)。「xevo Σ」のハイグレードプランだと94.0万円/坪~。スタンダードプランだと67.7万円/坪~。強度は同じなので、天高が2720mmも必要ないという人はスタンダードプランでも「xevo Σ」の家が手に入れられます。



ジーヴォシグマで建てる「理想の一軒家」とは?


尾田:そろそろまとめに入りたいのですが、おふたりは「xevo Σ」でどういう家を建ててみたいと思いますか?

徳力:まずは「断熱性」のある家が必要条件ですね。実家の一軒家は冬が寒いんです。マンションのように周りがないから外気の影響を受けやすいし、窓やドアから「すきま風」が入ってきたり。

尾田:確かにそうだった気がします。

徳力:子供心にそれがあるから、一軒家を建てるなら断熱性がしっかりしているほうがいいですね。あと、緑が見えることも重要。家に庭があると、季節を見ながら生活している気がする。それって地方出身の僕からしたら一軒家には絶対欲しい要素ですね。



林 :私も同じですね。やっぱり周りを含めての家だと思うな。だから、私が「xevo Σ」で本気で家を建てるときってどういうときかなって考えてみたんです。

尾田:どういうときですか?

林 :それはたぶん「実家」を建て直すときだと思う。私の実家って、高度成長期の頃に建てられた家で、開口も狭いし、耐震性も心配。そろそろ建替えの時期だと思うの。

徳力:なるほど。

林 :土地があって上の部分だけを作るとなると、価格的にも補強だけよりかは建て替えちゃったほうが良い気がする。実家なら近所とのコミュニティも形成されているし、最初に言った「2点暮らし」にも近い気がする。親にも安全な家で暮らしてほしいし。週末は孫も遊びに行くから、なーんて言って勧めたりして(笑)。

徳力:それは現実味ありますね。自分の財布でもないし(笑)。



林 :郊外でも、そこに自分たちの生活の一部を移すことができれば、両方味わえるライフスタイルになると思う。実は、数年前から千葉の奥地の安い土地を買って一軒家を建てるか、葉山なんかの古民家をリノベーションするかで悩んでるんです。

尾田:古民家をリノベーションですか? 面白い選択肢ですね。

林 :でも、古民家のリノベーションって一見かっこよさそうだけど、光熱費や維持費がけっこうかかるんです。だったら、郊外の安い土地でハイスペックで、カタログのような優雅な一軒家が作れるんだったら、そっちのほうが満足度が高いのかもって思ってきた。

尾田:やっぱり便利なほうが住みやすいですからね。



林 :都内にこういう豪邸を建てるよりかは、多少不便でも車で1時間半ぐらいの距離にこういう家が欲しい。そのために私、今日も仕事がんばる! みたいなね(笑)

尾田:いいですねー(笑)親が家を建て替えたいというときも、さっきのような「結露はどうなの? 断熱性は?」みたいな質問をダイワハウスならしっかりとフォローしてくれそうな安心感はありますね。

林 :そうそう。

尾田:自分の家って、言ってしまえば「一つの作品」だと思うんです。クリエイティブが好きな人って、やっぱり自分好みの家を建てたいと思っているはず。で、こだわって作った「自分の作品」には長く住みたいし、そういうものはやっぱり壊れてほしくない。

徳力:その点「xevo Σ」だと設計の自由度も高くて、機能性や強度も申し分なさそう。一軒家への夢も広がりますね。

林 :建築の知識がないと、もし自分で家をデザインしたいと思っても、何から考えて、どう進めたらいいかも分からないと思うんです。でもダイワハウスは、デザイナーやインテリアコーディネーターなど、いろいろな分野の専門スタッフがアドバイスしてくれるみたいだし、かなり心強いよね。



徳力:家を建てるって不安も多いと思うんです。でも、スタッフの人と時間をかけて一つ一つ問題を解消して自分たちだけの家を創る。そうして完成した家はきっと住みやすいだろうし、愛着だって人一倍わいてきそうですね。もの作りの喜びを味わえるってのが注文住宅の醍醐味なんでしょうね。

尾田:コーヒーを自分好みの味にドリップしたり、家具もイケアのものをカスタマイズして使ったりと、「家作り」が自分の表現方法の一つとしてあって良いと思います。レーザーカッターや3Dプリンターが身近になったこともあって、世の中がメイカーズの流れにシフトしているのは間違いないですからね。近い将来、建売住宅ではなく、注文住宅が主流になる日が来るかもしれないですね。

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繰り返しの地震に強いだけではなく、強い構造がつくる「美しい大空間」が手に入るのはダイワハウスの「xevo Σ」だけ。断熱性や気密性の高さも「省エネ」につながるため、維持費の節約になるのは嬉しいポイントですね。

とはいえ、百聞は一見にしかず。「xevo Σ」をもっと知りたくなった方は、実際のモデルハウスを体験してみることをオススメします。詳しくは「xevo Σ」の公式サイトをご覧ください。

近々、家の建替えに興味がある人は「xevo Σ」という選択肢を候補に入れてみては?

 

xevo Σ [ダイワハウス]

 

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