未来の「病気発見装置」はこんな素敵なオブジェかもしれない


ガラスで作られた奇妙なオブジェ。デザイナーのSusana Soares氏が開発したもので、今年のオランダのデザイナーズウィークでも注目を集めました。

実はこのオブジェを使えば、糖尿病結核などの病気を「早期発見」することができます。しかも、その仕組みがとてもユニーク。



なんと「ミツバチ」を使っています。

診察方法は、まず球体の中に息を吹き込みます。健康な場合はとくに変化がありませんが、病気のときは中のミツバチが「病気の匂い」に反応して、球体の中の「小さな個室」に移動するそうです。



ミツバチには分子レベルでの匂いの嗅ぎ分ける能力があります。その精度は犬などとは比べ物にならないほど精密。中にいるミツバチは、病気のときに体内から発生する「特別な匂い」に反応するように「訓練されたミツバチ」だそうです。

訓練といっても、ある化学物質が含まれた匂いを嗅がせ「水と砂糖」を与えるだけ。いわゆる「パブロフの犬」状態にしてしまいます。わずか10分ほどのこの訓練で、ミツバチは生涯その匂いを記憶するそうです。スゴいぞ、ミツバチ!



実験では、肺/皮膚/膵臓がんをはじめ、糖尿病や結核も発見することに成功。ローコストで診察ができることもあり、途上国などでの診断にも期待ができそうです。

素晴らしいアイデアもさることながら、オブジェとしての楽しさを忘れていないところがヨーロッパらしいですね。

植物界の受粉に多大なる影響を及ぼす「蜂」。蜂が地球上からいなくなると人間は数年で滅びてしまうとも言われるほどです。

蜂よ、いつもありがとう!

Honey bees can be trained to detect cancer [dezeen]

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神戸生まれ。武蔵野大学卒業後、インテリアデザイナーとして設計事務所に勤務。2012年から、アート/インテリア/ライフスタイルを中心にウェブメディア等で執筆業を開始。これまでに数十以上のウェブサイトでの企画・執筆にかかわり、オウンドメディアや記事広告で制作したタイアップ記事は数百本以上。執筆記事一覧はこちら

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