おうちで「ケンタッキーフライドチキン」を完全再現できるか試してみた

ときどき無性に食べたくなる「ケンタッキーフライドチキン」こと、KFCの「オリジナルチキン」

スパイシーな衣にジューシーなお肉。あぁ、アレがおうちで作れたらどんなに嬉しいことやら。



しかし、カーネル・サンダースが生み出した「オリジナルチキン」のレシピは、現在もトップ・シークレットのまま。特に、味の決め手となる「秘伝のスパイス」の配合を知るのは、世界でも上層部の2人だけとのウワサも。



秘密になればなるほど知りたくなるのが人間の性。ネットでは様々な人がKFC「オリジナルチキン」の調理法を研究しているようで、米国の人気フードライターが考案したレシピは「オリジナルチキン」の味を限りなく再現していると話題になりました。

今回は「うまそなレシピ」シリーズの番外編として、そのレシピを参考にしたフライドチキンを実際に調理して、本物のKFC「オリジナルチキン」と食べ比べをしてみました。果たして、完全再現なるのか…?

まず、用意したのがこちらの材料。



【材料】

・丸鶏
・小麦粉
・牛乳

・オレガノ
・チリパウダー
・セージ
・ドライバジル
・マヨラナ
・コショウ
・パプリカ
・オニオンソルト
・塩
・ガーリックパウダー
・うま味調味料


KFCの醍醐味とも言える、あばら軟骨付きチキンはスーパーでは手に入りにくいため、丸鶏を切り分けて作ることに。

スパイスは全部で11種類。実は、スパイスを揃えただけでも総額5千円以上はかかってます。これも「オリジナルチキン」を再現するため。背に腹はかえられません!



KFCの公式サイトによると、一匹の丸鶏からドラム(脚)、キール(胸)、リブ(あばら)、ウィング(手羽)、サイ(腰)の5種類9つに切り分けられるとのこと。

と言われても、もちろん丸鶏なんてさばいたこともないルーミー編集部。一体どこまでが脚で、どこからが腰なのかもわからない状態。「丸鶏から作ろうじゃないか!」と勢いで言ってはみたものの、実際には骨や関節なども固く、かなり時間と手間がかかりました。



しかし、悪戦苦闘すること約1時間! なんとかして部位ごとに切り分けることができました。丸鶏をさばくのってこんなに大変なんですね。でも、初めてのわりにはよく出来たと思いません?



切り分けた鶏肉は牛乳に浸して一晩置きます。浸け込むことで、鶏肉独特の臭みを消し、肉を柔らかくする効果があるとか。

「一晩待つなら、ケンタッキーに行った方が早くない?」そんな声が聞こえてきそうですが、ここはグッと我慢をして一晩待つことに。KFCの味を再現することはそう簡単ではないのです。

翌日、一晩置いた鶏肉は浸け込んだ牛乳と一緒に鍋の中へと移します。



そのまま火にかけて20~25分間煮ていきます。実は、ここがポイント。KFC「オリジナルチキン」は高温高圧調理ができる専用の圧力釜を使用しています。

しかし、現在日本では油で調理可能な圧力フライヤーは販売されておらず、圧力鍋を使って揚げ物をすることも禁止されています。

このレシピでは、鶏肉を先に下茹ですることでKFCが持つ柔らかさに近づけようというもの。なるほど、これで骨の中にまでしっかりと火が通るというわけですね。煮込んだ後は、そのまま鍋の中で冷まします。



スパイスと小麦粉を混ぜ合わせます。混ぜ合わせたスパイスからすでにいい匂いがしています。これはひょっとすると、ひょっとするのか?



茹でた鶏肉に粉をまとわせ、新しい牛乳に浸し、もう一度粉を全体にまとわせます。いわゆる粉を「二度づけ」にして、よりスパイスをまとわせます。

あとは油で表面を2分ほど揚げていきます。鶏肉に火は通っているので、衣をカラッと揚げるだけ。さてさて、その出来ばえは…



かなりおいしそうな見た目です! スパイシーな香りがキッチン中に漂い、期待感も一気に高まります。気になるのは、ちょっと唐揚げっぽいところ?



左がKFC「オリジナルチキン」。右がルーミーのフライドチキン。比べると、ルーミチキンの方が色が濃いですね。揚げ過ぎたのか、もしくは油の温度が高かったのか。並べてみると、衣の厚みや印象も大分違って見えます。

ひとまず、ルーミーチキンのほうから試食をすることに。



結構イケるじゃないか、ルーミーチキン!

身も簡単にほぐれ、骨の周りも十分に味わいがあります。衣はスパイシーで食欲をそそるいい香り。これは、かなりいいデキです!

残念なのは、食べた瞬間に「KFCの味ではない」と分かってしまったこと。衣の食感、肉の質感が、どちらかというとスパイシーな唐揚げに近い印象。記憶の中にある「KFCの味」とはやはり違うような気が…。

そこで、お待ちかねKFCの「オリジナルチキン」を続けて試食してみます。



あぁ、これこれ! この味。これぞケンタッキー!

思わず声に出てしまうほど安定感のあるいつもの味。ルーミーチキンより衣の味付けにもっとパンチがあり、なおかつ繊細な印象。身も衣もKFC「オリジナルチキン」ならではの食感で、お肉はジューシーで鶏のうまみがしっかりと味わえます。

一番の違いは「鶏肉の味」。KFCはエサからこだわり「オリジナルチキン」のためにKFC登録飼育農場で大切に飼育された「国内産のハーブ鶏」を使用しているそうです。素材の違いが、最終的な味に大きく影響しているのがハッキリと分かります。

また、KFC「オリジナルチキン」のほうが「肉のうま味」を濃く感じます。おそらく、ルーミーチキンは一度牛乳で煮込んであるため、お肉は柔らかくなったのですが、その分「うま味」が牛乳にとけ出した可能性があります。

KFCの代名詞とも言える、専用の圧力釜を使った「高温高圧調理が味の決め手になっているのは間違いないようです。

食べ比べるとよく分かるオリジナルチキンの奥深さ、思った以上の違いでちょっとした敗北感です。



結果的に「おいしいスパイシーな唐揚げは作れるが、KFC『オリジナルチキン』とは別物である」との意見で一致。そりゃそうですよ、やっぱりオリジナルには敵いません。でも、ルーミーチキンもなかなか健闘しましたよ。

スパイスの違いなのか、調理環境の違いなのか、結局KFCのレシピの謎は深まるばかり。ああ、ますます知りたくなるー!

【作ってみてわかったこと】
・想像より時間がかかった(買い出し~片づけまで丸2日!)
・骨が多いので丸鶏をさばくのは力仕事
・おいしいスパイシーな唐揚げは作れるが、KFC「オリジナルチキン」とは別物である

完全再現は「夢」となった今回のチャレンジ。実際にかかった費用労力、そして「調理時間」を考えると、やっぱりお店で買うのが一番いいのかもしれませんね。KFCが世界中で人気の理由がなんとなく分かる気がしました。



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