「富嶽三十六○○」で、楽しみながら富士山をいつまでも世界遺産に


今夏、富士山の世界遺産登録が決まり、ユニークなプロジェクトがスタートしました。その名も「富嶽三十六プロジェクト」。

ネーミングの由来はいうまでもなく、江戸時代の浮世絵風景画、葛飾北斎の『富嶽三十六景』から。認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」によるこのプロジェクトは、富士山の文化を楽しみながら寄付ができて、富士山をいつまでも世界遺産にしようというもの。

誰もが聞き慣れている『富嶽三十六景』の『景』の部分を入れ替え、さまざまなカテゴリーごとに、富士山にまつわるコンテンツを36個ずつチョイスします。

初年度は、以下の6レーベルの活動がスタート。

・富嶽三十六プロダクト
・富嶽三十六Tシャツ
・富嶽三十六スイーツ
・富嶽三十六冊
・富嶽三十六曲
・富嶽三十六チャレンジ

たとえば「富嶽三十六プロダクト」は、富士山グッズに詳しいカリスマバイヤー山田遊さんによるセレクト。



こちらの「case3776」は、富士山の7合目付近が描かれたティッシュケース。ティッシュを引き出せば、富士山が完成します。



「富士山エプロン」は、白と青の切り替えとAラインのシルエットで富士山の形をイメージしたデザイン。大人用はかぶりタイプのエプロンで、子供用は右肩がマジックテープ留めとなっています。



「FUJICHOCO 〜富士猪口〜」は、富士山に見立てた波佐見焼のおちょこ…といった具合です。



「富嶽三十六Tシャツ」として富士山デザインのTシャツを製作する久米繊維は、北斎生誕の墨田区に本社があります。



「富嶽三十六スイーツ」は、山梨・静岡を含む全国の特産品を熟知したお取り寄せサイト「47CLUB」がチョイス。その中のひとつ「フジヤマバウム」はバームクーヘンが、雪をいただく富士山に見立てて作られています。

その他のプロジェクトは以下のとおり。

富嶽三十六冊
千代田区富士見に拠点を構える角川グループから36冊の電子書籍がリリースされます。

富嶽三十六曲
富士山の継続的な保全活動に積極的なTOKYO FMが選曲を担当し、富士山からイメージされる曲をTOKYO FMのパーソナリティが中心となって36曲選曲。年3回特集番組「ホリデースペシャル富嶽三十六曲セレクション」で放送します。(第1回は9月23日放送。番組ホームページはこちら)番組内で紹介された楽曲をTOKYO FMのHPから購入すると、1曲に1円が富士山基金に寄付される仕組みです。こちらのページの「Amazonへ」ボタンから購入可能です。

富嶽三十六チャレンジ
富士山チャリティープロジェクト。オンライン寄付で有名な「JustGving」が協力し、今後数年間に渡り36チームが、富士登山ほか、富士山にちなんだチャレンジを1つずつ掲げていきます。

各レーベルの売り上げの一部は同NPOの「富士山基金」へ寄付され、世界遺産富士山の保全活動に充てられます。

いろんな形で富士山という文化を楽しみながら、その保全に協力する遊び心あふれるプロジェクト。日本人として、ずっと美しい富士山を守っていきたいですね。

富嶽三十六プロジェクト

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京都・一乗寺のギャラリー・カフェ&アートショップ「Black bird White bird」キュレーター。編集者として出版社、編集プロダクションでの東京勤務を経て、2013年独立、現在は京都在住。アート、デザイン、ものづくりに関わる人の情報交換や発信のお手伝いをしたいと思っています。執筆記事一覧はこちら

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