米炊き名人に聞きました、簡単にできる「土鍋でごはんを炊く方法」(炊き込みご飯編)


なぜか秋になると食べたくなる炊き込みご飯。キノコや栗、イモ、秋刀魚など炊き込み系の食材がわんさと出回るからでしょうか? 

スーパーで売ってる「炊き込みご飯のもと」も便利ですが、季節はちょうど新米の時期。せっかくなら、新米を使っておいしくて簡単な炊き込みご飯を「土鍋」で炊いてみませんか?

というわけで、「米炊き名人に聞きました、簡単にできる“土鍋でごはんを炊く方法”」で白米の炊き方を伝授していただいた、代々木上原にある土鍋ご飯のお店「おこん」にお邪魔し、イワシの缶詰を使った炊き込みご飯の作り方を教えていただきました。

【材料】


・イワシの蒲焼き缶(2つ)
・生姜(ひとかけ)
・バター(10g)
・米(2合 ※300g)
・水(300g)



【作り方】

① 白米編と同様に、米を軽く洗い、たっぷりの水に30分以上浸します。

②  浸水した米をザルに上げ、水を切ります。

③ 土鍋に②の米を移し、千切りにした生姜、イワシの蒲焼き缶をあけ、水300gを静かに注ぎます。



④ では、炊き上げましょう。タイマーを15分にセットします。最初は強火です。ここから絶対に蓋をとってはいけません



⑤ 沸騰して吹いてきたら弱火に調節しましょう。




⑥ 15分経ったら火を消し、土鍋にバスタオルなどをかけ、15分蒸らします。



⑦ 蒸らし終えたら、蓋を取り、バターを入れます。バターが溶けたら、軽くかき混ぜ、味をなじませます。


いかがでしょう?

難しい味付け一切なし! 土鍋ご飯の基本の炊き方をマスターしていれば、簡単に作ることのできる炊き込みご飯のレシピですが、実は食べてお得な効果がいろいろ期待できるんです。

その効果について、ミツカンのホームページなどで体に良いレシピを提供されている、野菜ソムリエの米森麻理美さんに話を伺いました。

「青背の魚といえば秋刀魚が出回っている時期ですが、今回のレシピではあえて缶詰を使うことで、骨も含めた魚の栄養を丸ごと摂取することができますね。イワシにはカルシウムのほかに、EPA,DHAという人の体では作ることのできない栄養素が含まれています。

これらを摂ることで、血液がサラサラになったり、学習能力や記憶力がアップしたり、アトピーや花粉症などアレルギーの改善効果が期待できます。そのほか、ビタミンB12も含まれていて、睡眠や覚醒のリズムを整えてくれるんです」

とイワシの缶詰の効能だけでも盛りだくさん!

そして、生姜とバターにも驚きの効果が。

「一緒に炊きこんでいる生姜は疲労回復、健胃、解毒、食欲増進、身体を温め、新陳代謝を活発にする効果が期待できます。

最後にバターをひとかけ入れているのも、実はとても意味があります。コクが増すため料理の完成度も上がりますが、それ以前に、バターには実は「目のビタミン」と言われる、ビタミンAを牛乳の13倍も豊富に含んでいます。ビタミンAは目以外にも、皮膚や髪の健康に役立つ効果が期待できます。

他にも、酸化しやすいEPA、DHAの酸化を防ぎ、アンチエイジングに効果的なビタミンE、そして、イワシ缶詰に含まれているカルシウムの吸収を助けるビタミンDも合わせて摂取できるんです」



さて、こうした栄養にまつわるお話のもと、炊きたての土鍋ご飯をいただいてみると……



イワシの臭みは一切なく、バターのコクがお米一粒一粒をふんわりと包み、なんとも優しい上品な味わい。イワシの缶詰でここまでおいしくご飯が炊けるなんて! と感心してしまうことしきりです。子供から大人までおいしくいただけるイワシの炊き込みご飯。今晩の夕飯に、また、家飲みのシメにもおすすめです。

今回はイワシの蒲焼きの缶詰を使いましたが、味の付いている缶詰ならなんでも応用できます。例えば、牛しぐれ煮の瓶詰などで作ってみるのもいいでしょう。

また、生姜以外にも人参やゴボウなど根菜を入れると、栄養価、味わいともにさらにグレードアップ! ぜひ一度お試しください。

取材協力:おこん

もっとレシピを見たい方はこちら

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